2018年2月の絵本



「おふろ」 作・絵:いもとようこ


「おにわそとふくわうち」 原作:日本むかしばなし 文・絵:いもとようこ


「おふくさん」 作・絵:服部美法


「りゆうがあります」 文・絵:ヨシタケシンスケ


 絵本の紹介

「りゆうがあります」

   ヨシタケシンスケの絵本は、むずむずしたインパクトがあります。 人の心理と行動をとてもコミカルと言うか実によくとらえています。 これを読むと、ヨシタケさんってどんな人なんだろう。 どういうことを考えているんだろうと思ってしまいます。 あってみたいな、お話してみたいな、と思わせてしまうそんな絵本です。
   子どもの時親に対して、「おとなってなんてかってなんだろう」と思ったりもしたけど・・・こんなふうに大人をやりすごしやりぬけてしまう言葉の才能があったら、どうだったんだろう。 とふと思いました。 大人も子どもに説教をしながら、一段高い所に登るのは、猫をたすけてあげるんだといわれたりすると、力がぬけてしまう。 そんないいぬけやいいわけを、とっさに言える事もすごいよなあ。 そんなふうに大人にすらっと”いいわけ”というか、言いかえしができれば、バンザイ!!ですね。
   しかし、この言いかえしは大人をやりこめているのではなく、ここにあるユーモアが、心をあったかくおもしろくしています。 みなさんもちょっと考えてみましょう。 「おはなをほじるのはなぜ??」に、どう答えますが? この絵本では「○○○・・・」と、ぼくは応じます。 その答えは笑えて夢があって奇想天外なアイディアだなあと感心するしかない面白い答えです。 でも、その時自分が親だったら、「えっ、なにいってんの、ふざけないで!」と、いってしまいそうな気もしますが、 そうなったら、話が続かないなあ。 だけど、ここに出てくる”ぼく”と”おかあさん”は実に面白い受け答えにあふれています。 それを読んでいる子ども達には、”大うけ”です。
   「リユウガアリマス」だけでなく、子ども達にはヨシタケさんの絵本は大人気というかすごい人気です。 みなさんも「リユウガアリマス」だけでなく他のヨシタケさんの絵本をぜひ買って読んで見てください。


(文・絵:ヨシタケシンスケ 出版社:PHP研究所)






光の森こども園

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