2016年3月の絵本



「この色なあに」 作・絵:せなけいこ


「あるいています」 作・絵:みやにしたつや


「あたし いえでしたこと あるよ」 作:角野栄子・絵:かべやふよう


「ますだくんのランドセル」「となりのせきのますだくん」 作・絵:武田美穂


 絵本の紹介

となりのせきのますだくん


   武田美穂さんの超強烈なこの絵本が出た時には、賛否両論がありましたが・・・私はこの本が大好きです。 文章のキレが抜群!無駄がなく、まさにこどもが口にだす言葉で書かれています。 絵に会話が がっちりとはまっています。表紙の絵の怪獣とみほちゃんの絵に、「なんだ、これは?!」と思いつつ、この絵本を手にとった方が多いのではないでしょうか。 期待感をもった想いを裏切ることなく、読者をぐいぐいと物語にひきこんでいきます。 この絵本の怪獣がそうとうなインパクト!!美穂ちゃんの困った顔もよくマッチしています。 小学校にいくとこんなことがあるよ。こうしましょう。ああしましょう。 こんなたのしいこともあるよ。といった決まり文句が並べ立てられた絵本を読んだ時とは違う読後感が絶妙。 子ども達を安心させてあげたいの??か、こわがらせたいのか、のっけから「がっこういきたくない、やすみたい、さぼっちゃおうかな・・・」と、はじまるうずうず感。 それもおもしろすぎます。そして、ますだくんとみほちゃんのものがたりはどうなるの??と思わせる、期待感もいっぱいふくらませてくれます。 おもしろいな~~~小学校1年生になる子どもにぜひ読んであげてください。


ますだくんのランドセル

「となりのせきのますだくん」がめでたしめでたし、で終わったのですが、まだまだ物語は続きます。「となりのせきのますだくん」のズンと面白い、前続き、「ますだくんのらんどせる」です。ますだ怪獣のランドセルの物語は、その辺にあるような ないような、そんな絵本です。ますだ怪獣のランドセルはなんと赤色!!そう、あなたの近くにも赤色が好きな男の子がいるはず!赤色が好きな男の子って結構いるんだよね~~。だけど、実際問題として赤いランドセルを背負った男の子の姿を、まだ私は一度も見たことがないんです。 青や水色のランドセルを背負った女の子は何人か知っているんですが、そういえばみんな結構個性的な子だらけ!!それは、青いランドセルをせおったうじうじみほちゃんとは違うよなあ!私の知っている青いランドセルを背負った女の子は、みほちゃんと違って強かったかも・・・と思える女の子ばかりです!そうそう、みほちゃんが青いランドセルを選んだのではなく、ママが選んだみたいなので、みほちゃんのママが個性的なのかもね!^^さてさて、ますだくんのように赤のランドセル背負った男の子がいたら、かっこいいねえ、それに、実にワイルドな昔的な男の子だとおもうけど・・・それが骨があってかっこいいいわよねえ、です。
この絵本、小学校に入る年長さんや一年生だけでなく、読んでみんな好きになる絵本ですね。本当に楽しい2冊。まだまだ、となりのせきのますだくんとみほちゃんの物語は続きます。シリーズの絵本を全部読破してみてください。学校も勉強とは違った意味で好きになるかもね。


(作:内田麟太郎・絵:降矢なな 出版社:偕成社)





光の森こども園

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