2020年11月の絵本



「ぴよちゃんかくれんぼ」 作・絵:いりやまさとし


「おおきな木」 作・ 絵: シェル・シルヴァスタイン 訳:ほんだ きんいちろう


「どんぐりかいぎ」 作:こうや すすむ・絵: 片山 健


「いきものがきえる」 作・絵:真珠真理子


 絵本の紹介

「どんぐりかいぎ」

   表紙に3本の木が並んでいます。『どんぐりかいぎ』という題ですので、どんぐりの木にまちがいないでしょう。 片山健さんのこのどんぐりの木、それぞれに生きて表情豊かなどんぐりの木を描いています。 どんぐりと書いた表題に字に、どんぐりの形を入れて、子ども達の大好きなどんぐりの実が並んでいるのも、子ども達の興味をひく表紙となっています。

   さて、ページをめくっていくと、絵本の見返しのページにこうやすすむさんがどんぐりの「なりどし」「ふなりどし」について説明があり、こうやさんの見解で「なりどし」と「ふなりどし」のわけについて絵本を作ったと書いています。

   「なりどし」と「ふなりどし」は、この絵本では、どんぐりの木と森でくらす動物たちの関係が深く関わってくるようすが進んでいきます。 ある年、森の木たちは元気を失っていきます。動物たちが増えすぎたことで、元気な木が育つ環境がおびやかされていたのです。 木と動物たちのいい関係が保てるにはどうしたらいいのかと、頭を悩ませて考えるどんぐりの木たち。 木たちは、「どうしたら森が元気になり、動物たちといい関係がつくれるのか」の会議を何回もします。 ついには考えて疲れ果てた木たちでしたが、偶然から妙案が生まれました。 それは・・・こんな妙案だったのです。ぜひ楽しい片山健さんの絵を見ながら、どんなふうに木たちが相談し合ったか、どんな”案”を出したかを想像しながら絵本を読んでみてください。

   どんぐりことやどんぐりの木のことを知るきっかけになる面白い絵本です。

(作:こうや すすむ・絵: 片山 健 出版社:福音館)






光の森こども園

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